日本では各地でクマの出没とその被害が伝えられているが、中国では、希少なこの動物がでたようだ。
この頃、中国東北部の黒竜江省ハルビン市など複数の地域で、大型の肉食獣に襲われたとみられる牛や犬の死骸が相次いで見つかっている。
付近に残された足跡や目撃証言によると、家畜を襲ったのは希少な国家1級保護動物に分類されている野生の東北虎(アムールトラ)とされている。
中国メディアによると、トラは夜中に出没して飼い犬を襲ったという。
黒竜江省は今月5日や6日に最大級の大雪警報が出されていた。その影響があったかどうかは不明だが「雪で山が閉ざされたため、トラがエサ求めて下山した」と民間では思われている。
また、同省の虎林市では、野生のアムールトラが「少なくとも2頭以上」が市内に出没しているとされている。現地当局は、住民に対して「不必要な外出をしないよう」注意を呼びかけている。
この東北虎(アムールトラ)に対して、中国のもう一つのトラ亜種で、福建省などに生息していた華南虎(アモイトラ)は20世紀初めに絶滅したとされている。
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