米統合参謀本部空軍大将のチャールズ・ブラウン・ジュニア議長は12月2日、中国共産党(中共)が先月、ペロシ元議長の台湾訪問を理由に昨年途絶えた軍事通信の再開を約束したが、現時点で軍事対話は再開されていないと述べた。
カリフォルニア州で開かれたレーガン・ナショナル・ディフェンス・フォーラムで、ブラウン氏は中国からの返答を待っていると表明し、双方の誤った判断を防ぐことの重要性を強調した。
「同盟国、パートナー、そして敵対国との対話は非常に重要だ。 相手側との対話は、誤った判断を防ぐためだ」と述べた。
ブラウン氏は、自分の知っている限り、米国はサイバー、AI、その他の技術において依然としてリーダーであると述べ、米国は現状に満足ぜず、技術的優位性を維持するために努力しなければならないと警告した。
バイデン大統領と中共党首・習近平の会談に先立ち、ブラウン議長は中共軍隊の対等な幹部に書簡を送り、会談に前向きであることを表明したが、まだ相手側と直接交流はできていない。
ブラウン議長は書簡の宛名を明言しなかったが、中央軍事委員会統合参謀部参謀長の劉振立がこの書簡を受け取ったとの見方が強い。数日前、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、情報筋の話を引用し、劉振立が李尚福の後任として中共の国防相に就任する可能性があると報じた。
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