上海市内の交差点で今月4日、ある交通警察が「市民によってナイフで刺された」とする動画がSNSに投稿されて注目を集めた。
中国メディア「縦覧新聞」によると、「この件については、公安当局が処理中だ」という。
本来ならば「人が刺される」のは間違いなく凶悪事件であり、肯定されるべきものではない。しかし、今回の「被害者」が交通警察であるためか、関連動画のコメント欄はグッドボタンで埋め尽くされ「一面の歓声」が広がっている。
上海に限らず中国全土において、交通事故から市民を守る「正義の味方」であるはずの交通警察が、もはや「市民の敵」となり下がっていることは周知の事実である。
それは彼らが、事あるごとに難癖をつけて交通違反の罰金をせしめようとする反社組織のような集団になっているからだ。とくに地方財政が破綻した近年、その「罰金稼ぎ」がひどくなっていることにも関係している。
(ナイフで刺された警察官には気の毒だが、動画のコメント欄はグッドボタンで埋め尽くされた)
コメント欄のあまりの荒れように「交通警察はもはや社会悪だ。(市民の)公憤を引き起こしている」と述べるユーザーもいる。
それもそのはずで、近年、SNS上には「もはや故意殺人レベルか」ともいえるほどの、罰金稼ぎに狂う交通警察の「危険すぎる実態」が多く投稿されているからだ。
例えば、下の例は「走行中のバイクを止めるために、警棒を投げつける交通警察」である。バイクの運転者が「死んでも構わない」という前提でやっている、としか思われない。
(走行中のバイクを止めるために、警棒を投げつける交通警察。SNS投稿)
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