今月21日の安徽省で、「蒸し餅(切糕)を売るための屋台」を載せた三輪車が、店主が目を離した隙に「消える」事件が起きた。
捕まった犯人は、なんと2頭のハスキー犬。その手慣れた犯行の手口から「この犬は、きっと常習犯だ」とする指摘の声もネットに上がっている。
「ハスキー犬2頭が、店主が目を離した隙に蒸し餅(切糕)の屋台三輪車を乗ってっちゃった」。この関連トピックスは、中国の大手検索サイト百度(バイドゥ) のホットリサーチ(1月28日)入りして「熱い議論」を引き起こした。
市民が撮影した「証拠動画」のなかに、可愛い顔した「犯人」とその「共犯者」の姿がバッチリ映っていた。
「主犯格」のほうは、しっかりと三輪車のハンドルを慣れた手つき、いや「足つき」でとりながら、同じく足でペダルを踏んで運転しているのだ。もちろん、進行方向をコントロールすることを忘れていない見事な運転で、とても「犬技」とは思えない。
「共犯犬」のほうは、売り物の蒸し餅のうえにしっかりと座り、それを驚いた眼で見ている人間たちの慌てぶりや、町の風景を楽しんでいた様子だ。
犯行動機は不明だが、飼い主がリードをつけずに散歩に出たため、この2頭は、なぜか蒸し餅の露天商の目を盗んで(?)三輪車ごと盗む犯行に出たようだ。
露天商のほうは、気がついたら「三輪車が消えていた」という。本当に探しても見つからなかっため、110番通報して、最終的に犬の飼い主を見つけたという。
ともかく見つかって良かったのだが、屋台の売り物が台無しになったため、犬の飼い主は、屋台の主人に対して8千元(約16万円)を弁償した。
この動画をめぐり「やらせではないか」と疑う声も上がっている。それでも「この際、やらせだろうと、本当に起きた事件だろうと関係ない。可愛いから許すよ。笑っちゃったね」という声も少なくないようだ。
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