北京郊外の大規模爆発で廃墟と化した現場 負傷者22人、死者1人の公式発表に疑問の声が上がる

2024/03/14 更新: 2024/03/14

3月13日の朝、北京近くの河北省廊坊市燕郊鎮の文化大厦路口において大規模な爆発事故が発生した。この爆発により、現場は一部の柱などを除いて原形をとどめないほどに吹き飛んでいた。

インターネットに拡散された映像では、突然発生した爆発の瞬間が捉えられており、大音量の爆発音とともに建物が爆裂し、爆煙が周囲に広がった。現場は完全に廃墟のような状態になった。

2024年3月13日の朝、河北省廊坊市燕郊で発生した爆発で建物から火柱が上がっている(スクリーンショット)
大音量の爆発音とともに建物が爆裂し、爆煙が周囲に広がった(スクリーンショット)

爆発した建物は4階建てで、骨組みだけが残った。負傷者は複数の病院に運ばれ、報道によると、燕郊のある病院に運ばれた負傷者の傷の程度は様々だったという。

目撃者の証言によれば、爆発は午前8時(日本時間同9時)頃に発生し、爆発現場の近くの建物の窓ガラスが割れ、十数軒の店舗が被害を受けた。事故現場は多くの人々が往来する場所であり、幸い多くの子供たちはすでに学校に到着していた。

この事故の原因はまだ不明であり、地元住民の中には爆発前に強いガスの臭いを感じていたという人もいる。ネット上では、建物が一瞬にして崩壊した様子や、このような大規模な爆発によって生じた負傷者の発生について心配の声が上がっている。

目撃者らは

「車も家も全てが壊れた。これで終わりだ」

「これはひどい。見てみろ」

「まだ火がついている。大規模な火事だ。このビルは完全に崩壊し、ガラスもすべて割れた」

など声を上げ、現場の悲惨さを撮影した。

また付近に住むある市民は、爆風で、自宅の窓ガラスが割れ、ガラスがどこにも見当たらなくなったと報告している

2024年3月13日の朝、河北省廊坊市燕郊で発生した爆発により、現場は廃墟のような状態になった(スクリーンショット)

当局によれば、この爆発は燕郊にあるフライドチキン店で発生したガス漏れが原因ではないかとされており、現時点で1人が死亡し、22人が負傷したと発表された。

しかしネット上では、ビル内の被害状況やそこにいた人々の情報がまだ完全には把握されていない可能性が指摘され、ネットユーザーらは発表された数字に疑問の声をあげている。

蕭律生
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