アメリカ政府は、香港の自治、民主主義的権利、及び自由を脅かす中国共産党の行為に対抗するため、3月29日に新たな措置を発表した。香港では、最近、曖昧な条項を含む国家安全条例が制定され、「扇動反乱」や「国家機密」、外国との関係を巡る広範囲な規制が設けられた。
アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、これらの安全条例が香港内の異論を封じ込め、北京の国際的な弾圧を強化する手段として使用され得ることを指摘した。
アメリカ国務省の報告によると、中国共産党と香港の政府は市民社会、メディア、そして異論を持つ者への圧力と弾圧を加速している。また、海外の民主活動家が北京及び香港政府からの懸賞金や逮捕状の対象となっている事例も明らかにされた。
こうした中国共産党などの政策に対応し、アメリカは「移民と国籍法」に基づき、香港の官僚たちに対するビザ制限を導入することを決定した。これは、権利と自由を抑圧する行為に関与した者への対策だ。
アメリカ国務省は、香港市民の権利と自由の保護、不当に拘留された人々の解放、法の支配の維持を目指し、連邦議会や国際社会と協力して取り組む姿勢を強調している。
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