経済衰退が続くなか、中国のカバン業界に寒風が吹き荒れ、カバンの加工工場の閉鎖が相次いでいる。
このほど、NTD新唐人テレビの取材に応じたカバン製造商の趙平さん(仮名)は業界に吹き荒れる冷たい風について明かした。
趙さんは「中国のバッグ&ケースの首都」と呼ばれるカバン卸売市場がある河北省保定市で商売をしている。
「昨年の後半からカバンの売れ行きが悪くなり、多くのカバン工場が潰れた」「今年上半期は特に売れ行きが悪く、いまでは市場は閑古鳥が鳴いている」と趙さんは嘆いた。
同氏によると、「昨年8月、白溝(卸売市場がある)周辺の多くの村が洪水被害を受けた。無数のカバンが水に浸かり、使い物にならなくなったが、政府からの弁償金はいまだに届いていない」という。
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