今月に入り、不安定な天気が続く中国南部の広東省では竜巻や大粒の雹(ひょう)も観測され、死者やけが人が出ている。
また、この頃は大雨の影響による洪水も発生しており、同省中山市では4日、市内のワニ養殖場の囲いが洪水で流され、複数のワニが逃げたことがわかった。
この地域では道路が冠水し、水深が人の腰のところまで来ているところもあり、捕獲は難航している。
中国メディアによると、養殖場から逃げたワニ4匹のうち3匹は捕獲されたが、残り1匹はいまだ行方知らずだという。
昨年9月に起きた洪水の際にも、広東省で「ワニが道路を泳いでいる様子」を捉えた複数の画像がSNSなどに投稿されて中国のネットを騒がせていた。この時逃げ出したのは70匹以上だが、そのうちどれだけ射殺されたかはっきりしない。すべてを生きたまま捕獲したわけではないようだ。
(2024年5月4日、大雨の影響で洪水が発生した広東省中山市の様子)
(洪水で破壊された養殖場から脱走したワニと思われる動画。2024年5月4日、広東省中山市)
関連記事
脱走ワニ「残り2匹か」 洪水で逃げたワニのうち69匹を捕獲=中国 広東(こちらをクリック)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。