今月8日夕方、中国河南省信陽市で小学生41人が、学校での夕食(小学校で夕食が提供される所がある)を摂った後に嘔吐や下痢など、食中毒が疑われる症状が現れた。
翌日、現地の教育当局は「41人の生徒は前後して病院で診察を受けた」と発表。しかし子供たちが嘔吐などの症状を引き起こした理由については触れていない。
中国メディアの取材に対し、現地政府の職員は「生徒たちは食中毒の疑いがある」と話している。
中国メディア「新京報」9日付は、子供から話を聞いたというある保護者の話を引用し次のように伝えている。
「その日、学校で何度も嘔吐する生徒が多くいて、学校のトイレは嘔吐物だらけだった」
「夕食に出てきたジャガイモは酸っぱい臭いがした、『トマトと卵炒め』のメニューのトマトの色は緑色だった」
また、別の保護者によると、「子供から聞いたことだけど、学食のなかからステンレス製のたわしの一部と思われるステンレスのクズのような異物が混ざっていたこともあった」という。
近年、中国の学校食堂における「食の安全問題」が、しばしばニュースになっている。
「ネズミの頭が出てきた事件」が、すでに何度も起きており、呆れたネットユーザーからは「これはもはや連続ドラマだ。次はいつ更新されるんだろうね」と、笑えない冗談も寄せられているという。
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