27日午後、中国安徽省銅陵市にある5階建ての住宅ビルが突然倒壊した。「現時点では住民5人と連絡が取れない」と発表されており、5人は倒壊したビルの下敷きになった可能性が高い。
中国メディアによると、倒壊したビルは築20数年。また「倒壊したビル周辺では、写真撮影などが禁じられている」と現地住民は明かしている。
近年では「おから工事(手抜き工事)」が原因とみられる同様の事故が頻発しているため、このような事故はもはや「見慣れたもの」である。しかし「突然降ってくる災難に、明日自分が被害者にならない」という保証はないため、中国市民の間では「こんなことがいつまで続くんだ」という不安が広がっている。
ネット上では嘆きの声が広がるとともに、「老朽化していたにせよ、おから工事だったにせよ、中国は世界一安全な国だ」との皮肉を込めた声も多く寄せられている。
というのは、何を根拠にそう言うのかは不明だが、中国当局は自国を「世界一安全な国」と主張しているため、おから工事や強制臓器摘出などの事件が発生するたび、必ずと言っていいほど「中国は世界一安全な国だ」の揶揄がもはや定番化してきている。
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