最近、中国各地が高温と干ばつに見舞われている。なかでも河南省、山東省、山西省は特に深刻だが、「政府による援助は皆無、農民は自力救済を強いられている」と地元民はいう。
高温が20日まで続くと予想される河南省では、323万ムー(0.0099173 x 3230000≒32032.879ヘクタール)もの畑で種まきが出来ない状態だ。
河南省洛陽市の村民・馬さんはNTD新唐人テレビに対し、「地元では1か月半も雨が降っていない。現在の気温は40度、河の水もなくなった、畑のトウモロコシはほとんど枯れてしまった」と明かした。
河南省商丘市の農民の胡さんは、「地元は深刻な干ばつ被害を受けているが、政府は救済してくれないため、農民たちは自分たちでなんとかするしかないんだ」と話す。
山西陽泉市に住む農民の武さんも、「村の土地が広範囲で乾いている、畑に与える水がないんだ」と嘆く。
山東省徳州市の村民・柳さんは「もう半月も雨が降っていない。気温は現在41度で、農民たちは井戸の水を汲んで畑に撒いている」と話した。
こちらも、半年近くも、雨が降らない日照りが続いた山東省臨沂市、沂蒙地区に住む村民による龍王さまへの「雨ごい」を捉えた動画がSNSで拡散され、話題になった。
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