スイスで6月15日、ウクライナ平和サミットが開催され、92か国と8つの国際機関が集まり、ロシアとウクライナの紛争を終結させるための平和構築について協議した。
会議の日には、各国の首脳が次々と自国の立場を表明し、米国のカマラ・ハリス副大統領は、ウクライナへの追加人道支援として15億ドル(約2368億円)の提供を公表した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は次のように述べている。「この和平プロセスが全面的なものであるならば、私たちは提案されたあらゆるアイデアを歓迎し、それを実行に移すことを望んでいる。これらは平和を達成するために、極めて重要であり、皆様にとっても価値のあることだ」
カマラ・ハリス副大統領は次のように強調した。「もし、世界が隣国への侵略行為に適切に対応しなければ、それは他の侵略者たちに誤った勇気を与えることになるだろう」
また「この戦争を終わらせるには、ウクライナの決断が不可欠です。昨日、プーチン氏から提案がありましたが、ここで真実をはっきりさせる必要があります。彼が望んでいるのは、交渉ではなく降伏の要求です」と述べた。
フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、カナダ、そして日本を含む92か国の首脳たちがサミットに出席した。中共は参加せず、ロシアは招待されていない。ゼレンスキー大統領は、中共がロシアを支援し、サミットの妨害を行ったと非難したが、中共外交部は、そのような主張を否定している。
ドイツ首相オラフ・ショルツ氏は、「ロシアが参加しなければ、ウクライナでの平和は成立しないというが、今この瞬間においても、ロシアが残忍な戦争を続けている事実を忘れてはならない」と述べている。
ウクライナ平和サミットの目的は、国際法と国連憲章に則り、ウクライナに持続可能な平和をもたらすための対話を開始し、平和構築の共通の理解を築き、ロシアとウクライナの両国が参加する平和プランについて議論することだ。
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