最近、中国重慶市で、公園の池の観賞魚が大量死する事件が起きた。
調査の結果、池は毒を人為的に投じられたことがわかり、現地当局は公園内で遊楽施設を経営する男、李(48歳)を容疑者として逮捕した。
男は11日夜、家にあった使い残しの野菜用殺虫剤を池の中に流し入れて魚を殺した。動機は自分より良い収益を得ている同業者でもある池の経営者に対する嫉妬だという。
中国メディアが12日昼に現地で取材をする時、関係者が公園(「江北嘉陵公園」)の池から水揚げ作業を行っており、魚の死体は麻袋約30袋ほど詰まれていた。
池の周りには「池の観賞魚は個人が飼育するもので、魚の健康のために指定されたエサ以外は与えないでください。エサを与えたい希望者は指定場所でエサを購入するように」と書かれた看板がいくつも設置されていた。
現地市民によると、池の中の魚は10年近く生息していて、その数は少なくとも数百匹はいたという。
投毒のニュースをめぐっては、「いくら競争が激しいからと言って魚に罪はない」「毒を盛るなんて最低だ」といった容疑者非難のコメントが殺到している。
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