今月28日、中国湖北省漢川市の街中に大量の「赤色の水」が出現したことを示す動画がSNSに投稿された。
このごろ、中国南部では連日の大雨やダム放流などにより大規模な洪水が発生し、北部では深刻な干ばつに見舞われている。
そうした中、「赤色の太陽」「赤色の月」「赤色の空」が各地で相次いで観測され、人々の記憶にはまだ新しい。そこへ、今度の「赤色の水」はイヤでも、それら数々の「赤色」の不吉な現象と重なり、「血の色に染まった街」として、関連話題は再度SNSを賑わせた。
大量の「赤色の水」の出現について、現場となった大型ファッション・シティ(「漢正服装城」)の責任者は「染料が漏れたことが原因」と主張しているが、それでもネット上では「絶対に不吉の兆しだ」だとする悲観的なコメントは根強い。
「もうだめだ」「神様が怒っている」「中国はまもなく血の海と化すだろう」「大凶の兆しだ」
(中国湖北省の街中に出現した、大量の「赤色の水」)
中国は今、不動産業のどん底不振、金融の崩壊、経済の破綻、失業者の爆発的増加、疫病の蔓延、異常気象による農業への打撃など、どれをとっても国の根本を揺るがす大問題を抱えている。
そうした切迫した状況からなのか、水が赤くなった現象でも、人々は「不吉な現象」だとして、より深刻に受け止める人々が多くなっている。
(2024年4月、湖北省武漢市の空)
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