ここ最近、中国山東省淄博市(しはく-し)周辺の空気中に正体不明な刺激臭がするとして、中国SNSで大騒ぎになっている。
今月24日、淄博市の周辺地区に住む多くの住民が、中国SNSを通じて「SOS]を発信。
「家の窓を閉め切ってもダメ」
「喉がナイフで切られたかのように痛い、唾を飲み込む時は特に痛いんだ!」
「隣人は咳をしすぎていまは吐血してるよ」
周辺村民は、咳やのどの痛み、めまい、嘔吐、呼吸困難などの症状を訴えており、「付近の学校の学生たちも学校から緊急避難している」という。
この異常事態に、現地当局は翌日、「軍隊が訓練のために投下した催涙ガスが原因で、人体への影響はない」としている。しかし、当局の主張については
「人体への影響おおありだ!」
「付近に軍隊はいないぞ」
「当局のいうことは全く信用できない」と反発の声も多い。
人体に不調をもたらす刺激臭の正体について、不安は広がるばかりで、「毒ガス」や「化学工場からの漏洩」、なかには「化学兵器か?」と疑う声も。
「どこそこの近く行くとガス臭が最もひどかった。どこそこまで行くと臭いがしなくなった。きっと工場から毒ガスが漏れたんだ」といった内容の真相に迫ろうとする現地民によるSNS投稿が検閲に遭っていることがわかった。一部住民はガス関連投稿をしたがために、現地公安当局からの呼び出しを食らっているという。
(現場の様子)
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