中国で高所作業中(12階の高さ)の作業員が着用していた安全ロープが、住民によって、ナイフで切られる事件が起きた。
幸いにも、ロープは丈夫なもので、切られたのは3分の1ほどで完全に切れなかったため、悲惨な事故にならずに済んだ。
しかし、なぜこんな、常識では信じられない事態になったのか。犯人はなぜそのような「無慈悲」なことをしたのか。
関連トピックスは25日、中国検索エンジン最大手の「百度(バイドゥ)」でトレンド入りし、物議を醸した。
中国メディアによると、ロープを切ったのは9階の住民で、切った理由は「自分の家の壁だから」だったという。
事件が起きたのは24日の安徽省合肥市。この日、女性作業員の陶さん(38歳)はある集合住宅の12階の高さで外壁の防水工事を行っていた。
しかし、仕事中にロープが揺れていることに気づき、なんと、老婆がロープをナイフで切っているではないか。「ロープが切れたら自分は間違いなく落下する」と、この大ピンチの事態に、陶さんは「切るな!」と大声で何度も叫んだが、無視されたという。
致し方なく、陶さんは110番通報をし、老人は駆けつけた警察によって連行されたが、この老人にどんな罰が下されるかに関する通知は、今のところまだない。
現地警察は翌日、事件があったことを通報し、ロープを切った9階の住民の王(女、68歳)は「以前にも上の階のリフォーム工事で自宅の窓を汚されたことがあったから不満を持っていた」と話していたという。
関連ニュースをめぐっては、「怖すぎる!」「殺人未遂だ!」などと衝撃が広がっており、再発防止のための「重い刑罰」を求める声が高まっている。
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