中国 いま中国・広東省行くのは危険!

中国・広東省で「デング熱」感染拡大中 発熱患者の半数がデング熱

2024/10/17 更新: 2024/10/17

9月以来、広東省でデング熱が感染拡大している。

広東省広州市疾病予防コントロールセンター(CDC)は15日、「10月7~13日期間中、全市におけるデング熱感染患者(新規)は437人(前週より185人増)、うち重症患者3人」と公表した。

現地の病院(「南方医科大学南方医院」)の感染症センターの彭劼主任によれば、いまは発熱患者の半数がデング熱と診断されているという。

 

「南方医科大学南方医院」感染症センターの彭劼主任(中国のネットより)

 

デング熱は、に刺されることによってデングウイルスに感染する疾患で、急な発熱、発疹、頭痛、関節痛、吐き気や嘔吐などの症状を発症する。ほとんどの感染者は1~2週間で好転するが、一部の感染者は重症化し、死亡するケースもある。

現在のところ、デング熱に対する特効薬はなく、治療は症状に応じた対症療法が基本。 脱水予防として、経口による水分補給や点滴での補液が重要となる。
 

広東省各地で定期的に行われている殺菌消毒作業、2024年9月(SNSより)

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
関連特集: 中国