なにしろ「偽造大国」「違法コピー商品(海賊版)の生産地」「不良品の製造元」として、世界にその名(悪名?)をはせた中国である。
偽造品に関しては、もはや多少のことでは驚かないつもりだったが、いまや華人圏で流行っている言葉の1つに「中国では大便以外、何でもニセモノである可能性を排除できない」というのがる。(お食事中の方、ごめんなさい)
さて、本題に入りましょう。
中国官製メディアが宣伝する「アジアで最も高い滝(河南省)」は少し前に偽造が発覚したが、今度は広東省深センにある観光名所でも「ニセモノ発覚」である。
標高943.7メートルの深セン最高峰「梧桐山」の山頂にある巨石は、観光客が必ず訪れる記念撮影の定番スポットである。
「鵬城第一峰」の文字が刻まれた巨石は20年以上前から深センのランドマークとして親しまれてきた。
それが最近、外部破裂が発生し、内部にあるレンガと鉄骨構造などが丸見えになってしまったのだ。
巨石のある現場では「人造」と明示していないため、訪れた観光客はおのずとこれを「天然もの」と考えてしまっていたのだ。
「巨石は偽物だった!」という衝撃的事実に、「私は20年以上も騙されていたなんて、許せない!」といった声がネット上にあふれた。
このほか、「中国にはこのような偽物が、あとどれほどあるのか?」と疑問を提起する声も多く、偽造大国の話題で盛り上がった。
ニセ米からニセ卵、ニセ肉などが蔓延する中国製ニセモノの現象について、中国問題専門家で、エポックタイムズのコラムニストでもある王赫氏は「あらゆるニセモノがつくられる目的はただひとつ、全ては出世か金稼ぎのため」と指摘した。
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