経済不況と不動産市場の崩壊などの影響を受けて、銀行業界も危機的状況に陥っている。
中国の多くの銀行で預金の引き出しが難しくなっている問題が起きており、預金者らの不満が高まっている。
銀行による送金限度額の引き下げに関して、銀行関係者は電子商取引詐欺を防ぐためと主張しているが、「資金の流出を防ぐためのわざと難癖をつけている」と感じる預金者は多い。
中国メディアもこの問題について取り上げ報道をしており、「オンライン送金の限度額を引き下げられたことを知らせる通知も来ていない」と訴える預金者も多々いるという。
一部の預金者はオンライン送金の限度額は通知なしで1千元(約2万円)に引き下げられ、生活費などの支払いに支障が出て、困惑している。
このほか、窓口で送金したり、また預金を引き出す際には、資金の出所や用途などについて詳しく聞かれ、その出所や使用目的が合法的である証明を求められるなどのケースも各地で起きており、中国SNSには預金者の「怒り」が渦巻いている。
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