社会 日本にも存在する中共による国境を越えた弾圧や工作活動

「中国の警察に脅された」?  モデルガン持って交番襲った中国人大学生を兵庫県警が逮捕

2024/12/19 更新: 2024/12/19

海外にいる華人の中国国内の家族を人質にとり、「言う通りに動かないと‥‥‥」と脅して意のままに操るのは、中国共産党当局の十八番。

 

兵庫県警は17日、神戸市「二宮交番」の窓ガラスをモデルガンで損壊した中国人大学生の男(22歳)を器物損壊の疑いで逮捕した。

男がモデルガン持参で交番に来た時、交番には相談員(68歲)の男性がいた。相談員は奥の部屋に逃げ込んで110番通報したという。

駆け付けた警官は監視カメラ映像から容疑者の身元を割り出し、その日のうちに逮捕した。

男は取り調べに対し、「上海警察と名乗る人物から交番内のパソコンに保存されている犯罪者の証拠類を渡すよう求められており、そうしなければ自分も家族も逮捕されると脅されていた」と供述しているという。

現在これ以上の情報はなく、事件の真相は不明。

 

「長い腕」

日本にも中国当局が設置する非公式の警察署「海外警察署」が存在しており、国境を越えた弾圧や工作活動が行われている。

「中国共産党『長い腕』は日本にも届いている、自分を強制的に拉致して帰国させようとしている」と江蘇省出身の在日華人の女性は最近、名古屋の中国領事館前で抗議をし、訴えている。

この女性は、中国共産党(中共)当局による中国国内の家族に対する迫害について、ネット通じて訴えてきた。「故郷の江蘇省当局は、自分を中国へ拉致することを計画しており、日本の私立探偵を雇って、自分の情報収集させるよう在日中国人留学生を動員している」という。
 

(「故郷の江蘇省当局は、自分を中国へ拉致することを計画している」ことを訴える在日中国人女性)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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