最近、中国共産党(中共)のアメリカにおける代理人が次々と逮捕されている。起訴状の公開により、さらなる詳細が明らかになっており、各界から国際社会に対し、中共の浸透に対する警戒を強化し、人権侵害行為に対する制裁を強化するよう呼びかけられている。
12月19日、米連邦捜査局(FBI)は南カリフォルニアで、中共の非合法代理人として疑われる孫耀寧を逮捕した。
公開された情報によると、64歳の孫耀寧は監督として、中共を支持する大型音楽ショーを多数プロデュースしている。彼はまた、いわゆる「米中文化」などの複数の協会の創設会長や副会長を務め、活発な親中共派の華僑リーダーでもあった。
孫耀寧は中共のスパイである陳軍と共謀し、アメリカの法輪功団体への迫害に関与し、中共の代理人として地元の民選議員に浸透した疑いがある。陳軍は中共の代理人を務めたとして、先月米司法省から20か月の禁錮刑を言い渡された。
時事評論家の藍述氏は次のように述べている
「これらの人々の行動は、中共による法輪功への迫害が海外にまで及び、国際社会に拡大していることを示している。これは中共のグローバルな拡張といわゆる『人類運命共同体』戦略の一部であり、西側政府や社会のさまざまな層に浸透し、西側社会の安定を脅かし、その政治制度を損なっている」
起訴状によると、2022年に孫耀寧は南カリフォルニアの華人コミュニティの市議会議員候補の選挙マネージャーとなり、その間、陳軍に選挙状況を密接に報告し、適時に中共の官僚に選挙報告を送っていた。
この候補者が当選した後、陳軍は孫耀寧を夕食に招待し、ロサンゼルスの中共の領事との面会を手配した。その後、彼は当選した市議会議員と共に中国を訪問している。
2023年2月、孫耀寧は陳軍の指示に従い、中共の官僚に8万ドルの資金を求め、アメリカでの親中活動を支援しようとした。起訴状によると、陳軍は中共の官僚と台湾問題に関する地元政治家の見解や決定に影響を与える方法、法輪功を抑圧する方法について議論していた。
12月20日、孫耀寧はロサンゼルスの連邦裁判所に初めて出廷した。有罪の場合、最高で15年の禁錮刑に直面する可能性がある。
アメリカに住む元中国人権弁護士 呉紹平氏
「中共による人権侵害は止まっておらず、信仰集団への迫害もその一環だ。国際社会には中共の行為を非難し、制裁を強化する責任と義務がある」
藍述氏
「中共の拡張を助ける人々は、最終的に西側各国政府の法律による制裁を受けることになるだろう」
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