中国経済が衰退の一途をたどるなか、飲食店が自主的に運営を終了する「廃業」の嵐が吹き荒れている。
なかでも廃業率のダントツトップは「ミルクティー専門店」だそうだ。
中国飲食業界の悲惨な現状について、同国の飲食情報プラットフォーム「紅餐網」のデータによると、過去1年(2024年11月時点)で、中国では19万7千店ものミルクティー専門店がつぶれた。
ピーク時では加盟店1千店を越えたというミルクティー・チェーン店の経営者である陳さん。陳さんはNTD新唐人テレビの取材に対し、「パンデミック以来、閉店が続いた。私の十年間の努力はわずか4年で水の泡となった。いまは全店閉鎖、1300万元(約2.8億円)の借金を抱えている。今後どうしたらいいのかわからない、とても苦しい」と話す。
河南省で飲食店を経営する趙さんは「ミルクティー専門店の創業を夢見る失業中の方や若者に告ぐ、この業界に入って来るな、生存できる可能性は万に一つもない」と警告し、「中国のコーヒー市場で収益をあげているのは「ラッキン(中国のコーヒーチェーン)」か、スターバックスの2大トップブランドだけだ」と断言する。
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