「うちの子はインフルエンザ感染症(A型)で亡くなったのに、死亡証明書には『死因は肺出血』と書かれている」
「本当の死因も残せないのですか? いったいどういうことなのか」
そう訴えるのは愛する息子を失った母親Arina ChIさん(北京市)だ。
中国ではいま、複数のウイルスが同時に流行しており、重症患者が急増し、病院にある病床が不足している。また、年齢に関係なく、突然死する人も相次いでいる。

それなのに、中国共産党(中共)当局は自身のメディアを通じて、大した事は何も起こっていないという雰囲気を醸し出そうとしている。
いっぽうで、「中共政府の発表とは乖離した厳しい現実」を大紀元や姉妹メディア・NTD新唐人テレビによる取材が明らかにしている。
隠蔽
エポックタイムズの取材に応じた中国本土で働く防疫関係者は「国は感染症に関しては多くの隠ぺいを行っている」と明かしている。
「隠す理由はパニックが起きるのが怖いからだ。死亡率の高い鳥インフルエンザや新型コロナに感染している人もいるだろう」というのだ。
中国の官製メディアは「日本でインフル大流行」などと大々的に報じているいっぽうで、自国の深刻な感染状態は触れない。
中国当局は国内で大流行している「A型インフルエンザ感染症の重症患者数や死亡者数」について公表していない。
「今は病院で検査しようにも、検査すらしてくれない。検査もなしで直接A型インフルエンザとして治療される」とSNSを通じて訴える市民は多い。
なかには、「自分が感染したのはA型インフルでもなければB型インフルでもないらしい。医師も『何のウイルスに感染したのかわからない』と言っている。どうすればいいのか」と困惑する感染患者も少なくない。
中国で感染状況の予断を許さない状況は、2024年SNS上で、ずっと取り沙汰されており、当局はずっと隠蔽してきた。日本政府は昨年末、 日本に入国を希望する中国籍の旅行者に対して、10年間有効の観光用の数次ビザを新設し、昨年12月には60万人もの観光客が訪れ中国から多くの観光客が来日している。
2020年当時、中共政府が感染状況を隠蔽せず、国内の感染者を海外に渡航させることを許さなければ、全世界の国々の多くの生命と財産を奪ったパンデミックは発生しなかったのではないか。中共は当時、感染が蔓延していた武漢市は封鎖しており、海外渡航を禁止するという常識的な施策は可能なはずだったがしなかった。
今回も中共当局は隠蔽しており、SNS上で中国市民が訴えているような感染状況を隠蔽せず、透明性を持って情報開示していれば、日本政府はビザを解禁しなかったのではないか。
疫病の真実と対策
新型コロナ感染症が世界に蔓延していた2020年3月に法輪功創始者・李洪志氏は『理性』という文章を発表した。その中で李洪志氏は疫病について以下のように述べている。
「実は、疫病そのものは人心、道徳が退廃し業力が大きくなった人に狙いを定めています」「今の『中共ウイルス』(武漢肺炎)のような疫病は目的と目標を定めています。中共ウイルスは邪党の党員、中共邪党の支持者を淘汰するためにやってきたのです」と警告した。
李洪志氏は、「中共邪党を遠ざけ、邪党を支持しないことです。なぜならば、邪党の背後にいるのは赤色の魔だからです。ならず者のように振る舞い、悪事の限りを尽くしています。神は邪党の根絶に着手し、支持者は全部淘汰されます。信じなければ、今後の展開を見守ればよいのです」と述べた。
感染症への対策について、李洪志氏は「人間は、自分自身のここが良くない、改心の機会を与えてくださいと心から神に懺悔すべきです。これこそ対策であり、特効薬なのです」と語っている。
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