旧正月期間に、中国広東省のある村で、大規模な爆竹イベントの最中に事故が起き、複数の村民が爆発の被害に遭った。
責任の所在について、村民は「主催側のせい」と主張しており、いっぽうで現地当局は「村民たちが勝手に行動したから」としている。
事故が起きたのは、広東省雲浮市にある鬱南県の村「東壩鎮虎岩村(とうはちん こがんそん)」だ。この日(2月13日)、村のイベント会場には、大量の爆竹が積まれた約20メートルのタワーが建った。
しかし、複数の村民がまだ安全に避難していない状態でタワーの爆竹に誤って火がつけられ、多数の村民がタワーから落下するなどして負傷した。(うち3人重傷)
事故の後、現地政府の職員は、中国メディア「極目新聞」に対し、「事故は村民が、主催側の指示を聞かず、勝手にタワーに登ったから起きたんだ」主張。
いっぽうで、村人側は「自分たちは『タワーに登って爆竹を吊るして』という主催側の指示があったから登った。登った人たちがまだ下りていないのに下の人たちが爆竹に火をつけた」と訴え、「政府は是非を転倒している」「責任逃れだ」批判している。
責任の所在がはっきりしていない中、事故に遭った村民のなかには、重傷で集中治療室に入るなどの治療を続けている人もおり、高額な治療費に直面し、困り果てている。
(事故発生時の様子)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。