社会問題 「またも社会報復?」

中国の町にまたも「暴走車」 3人死亡か【動画あり】

2025/02/26 更新: 2025/02/26

2025年2月25日朝、中国江蘇省鎮江市(ちんこう-し)の街中を、猛スピードで逆走する暴走車が現れた。

暴走車は立て続けに他の車に追突し、少なくとも3人が死亡したと伝えられている。

「あれは自殺しようとした?」と口をそろえる目撃者も多く、「またも社会報復か」と疑う声が多く上がっている。

現場の市民が撮影した動画によれば、暴走車は前後して4台の車に激しく追突し、バス停に停車していた路線バスも巻き込まれて破損している。

現地市民によると、「事件」現場ですでに2人が死亡しており、もう1人は病院に運ばれたが助からなかったという。

現在、「事件」に関する公式発表はなく、正確な死傷者数は不明。

 

現場の様子、2025年2月25日、中国江蘇省鎮江市(動画よりスクリーンショット)

 

「事故」なのか「事件」なのか、今はまだ何もわからなくても、近ごろあまりに類似した事件が頻発しているため、「また社会報復」と信じる市民は多く、ネット上では「献忠事件」として伝えられているが、真相はいまのところ不明だ。

「献忠(けんちゅう)」とは、無差別殺傷事件、社会報復のネット用語。明の時代を生きた人物・張献忠が言うことを聞かない人を片っ端から虐殺したことに由来しており、「無差別殺傷事件」が起きるとSNSでは「献忠が現れた」などと表現されることが多い。

 

(当時の様子)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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