東京都は14日、都内在住の20代男性がはしかに感染したと発表した。都によると、都内に住む20代の男性は、今月13日に発熱の症状があり、都内の保健所が検査したところ、その翌日にはしかと診断された。
また、都内ではしかの感染が確認されたのは今年に入ってから3人目で、男性は自宅で療養中だということだ。
2006年に定期予防接種制度が強化された麻疹は現在では1歳児と小学校入学前の2回接種が義務付けられている。その結果、国内での発症数は大幅に減少し、2015年3月27日に世界保健機関(WHO)から「麻疹の排除状態」にあると認定された。しかし、時折、海外からの持ち込みによる散発的な感染が見られる。
都は患者が利用し、不特定多数の人と接触した可能性のある施設および公共交通機関を公表している。
・3月12日(水)
・北陸新幹線 かがやき507号 10号車 東京駅から福井駅 (9:20発 12:26着)
・3月13日(木)
・北陸新幹線 はくたか564号 9号車 福井駅から大宮駅 (12:19発 15:27着)
・タリーズコーヒー ルミネ池袋店 (16:15から17:30頃)
東京都は都民に対し、麻しん(はしか)を疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)が現れた場合、事前に医療機関へ連絡し、麻しんの疑いがあることを伝えるように呼び掛けている。また受診の際は公共交通機関の利用を控え、医療機関の指示に従って受診するよう呼び掛けている。
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