「まじか……」
「なぜこんなに店が閉まっているんだ???」
「上海では多くショッピングモールでテナントが次々との閉店しているのは知ってるけれど、しかしここは世茂広場だぞ、まさか……」
「以前は南京路では『何でも売れる』と言われていた。それが今では空き店舗だらけ。信じられない」
上海屈指の繁華街・南京路にある象徴的商業施設の「世茂広場」がかつての活気を失い、閑散とした状態に陥っている。
中国の有名ブロガー(フォロワー数十万)が、同大型ショッピングモールを撮影し、「驚いた! 南京路の最も人の流れが多い場所なのに大量閉店が進んでいる!」
というタイトルをつけて公開した。
空き店舗が目立ち、営業中の店にも客はほとんどいない様子が映し出され、撮影者のブロガーは始終「まじか……」と嘆いていた。
経済不況が消費意欲を冷え込ませ、街の象徴だった南京路ですら人が集まらない。この現実に、市民からは「いつまでこの不況が続くのか」と不安の声が相次いでいる。

空室率22.4%(2022年)?
3月17日(月)の午後6時半ごろ、「友人と食事をするためにここを訪れたが、予想以上に寂れた光景に驚いた」と語るのは、中国の人気ブロガー「梅大師」だ。
1階フロアでは、多くの店がシャッターを下ろし、人影はまばらで、2階、3階も同様、通路には、ほとんど人がいない状態だった。

「以前は南京路では『何でも売れる』と言われていた。それが今では空き店舗だらけ。信じられない」
と梅大師は嘆いた。
世茂広場は、2018年に大規模改装を経てリニューアルオープン。ナイキやM&M’s、レゴなど世界的ブランドが旗艦店を構え、若者に人気のスポットであった。しかし、コロナ禍による打撃と経済の低迷で客足が減少。2022年には、世茂広場の空室率が22.4%に達したとの調査もあった。
(「梅大師」による現地撮影動画)
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