中国 「なぜこんなに店が閉まっているんだ???」

かつての賑わいはどこへ? 閉店続出と客足激減の上海の繁華街【動画あり】

2025/03/25 更新: 2025/03/25

「まじか……」

 

「なぜこんなに店が閉まっているんだ???」

 

「上海では多くショッピングモールでテナントが次々との閉店しているのは知ってるけれど、しかしここは世茂広場だぞ、まさか……」

 

「以前は南京路では『何でも売れる』と言われていた。それが今では空き店舗だらけ。信じられない」

 

上海屈指の繁華街・南京路にある象徴的商業施設の「世茂広場」がかつての活気を失い、閑散とした状態に陥っている。

中国の有名ブロガー(フォロワー数十万)が、同大型ショッピングモールを撮影し、「驚いた! 南京路の最も人の流れが多い場所なのに大量閉店が進んでいる!」

というタイトルをつけて公開した。

空き店舗が目立ち、営業中の店にも客はほとんどいない様子が映し出され、撮影者のブロガーは始終「まじか……」と嘆いていた。

経済不況が消費意欲を冷え込ませ、街の象徴だった南京路ですら人が集まらない。この現実に、市民からは「いつまでこの不況が続くのか」と不安の声が相次いでいる。

 

2025年3月23日(土)午後6時半ごろの、上海屈指の繁華街・南京路にある象徴的商業施設の「世茂広場」内の様子(「梅大師」公開動画よりスクリーンショット)

 

空室率22.4%(2022年)?

3月17日(月)の午後6時半ごろ、「友人と食事をするためにここを訪れたが、予想以上に寂れた光景に驚いた」と語るのは、中国の人気ブロガー「梅大師」だ。

1階フロアでは、多くの店がシャッターを下ろし、人影はまばらで、2階、3階も同様、通路には、ほとんど人がいない状態だった。

 

2025年3月23日(土)午後6時半ごろの、上海屈指の繁華街・南京路にある象徴的商業施設の「世茂広場」内の様子(「梅大師」公開動画よりスクリーンショット)

 

「以前は南京路では『何でも売れる』と言われていた。それが今では空き店舗だらけ。信じられない」

と梅大師は嘆いた。

世茂広場は、2018年に大規模改装を経てリニューアルオープン。ナイキやM&M’s、レゴなど世界的ブランドが旗艦店を構え、若者に人気のスポットであった。しかし、コロナ禍による打撃と経済の低迷で客足が減少。2022年には、世茂広場の空室率が22.4%に達したとの調査もあった。
 

(「梅大師」による現地撮影動画)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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