愛知県一宮市小学校教諭わいせつ行為逮捕 高止まりする発生件数

2025/07/29 更新: 2025/07/29

愛知県一宮市の小学校に勤務する30歳の男性教諭が、12歳の女子児童に対し自らの車内で複数回にわたり体を触るなどのわいせつな行為を行ったとして、2025年7月29日に愛知県警一宮署に逮捕された。

被疑者は一宮市立丹陽小学校の小島大輝容疑者で、警察の調べに対し容疑を認めている。発覚は被害児童の保護者からの相談がきっかけである。警察は余罪がないか慎重に調査を進めている。

この事件は、教師による児童・生徒への性的行為が依然として深刻な課題であることを改めて示している。文部科学省の統計によれば、公立小中高校の教員がわいせつ行為で処分される件数は2015年前後と比較して明確な減少は見られず、高止まり傾向が続いている。

例えば、2015年度には224人の教員が何らかの処分を受けており、2023年度も157人前後で推移している。この数字は処分を受けた教員の人数であり、未報告の案件がある可能性も指摘する。

事件の深刻さを受けて、教育委員会や学校は再発防止の声明を発表し、被害者支援とともに教職員の倫理教育や監督体制の強化を進めているが事態の改善にはつながっていない。

エポックタイムズの記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。他メディアが報道しない重要な情報を伝えます
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