アメリカの著名な若手草の根運動の活動家であるチャーリー・カーク氏がユタ州で暗殺され、亡くなった。アメリカ各地では追悼のキャンドルが灯され、多くの市民や団体が彼の理念を引き継ごうと動き出している。
チャーリー・カーク氏は、9月10日にユタ州ユタ・バレー大学でイベントでの講演中に銃撃を受けて死亡し、当局は容疑者を逮捕した。この事件はアメリカ政界、さらには国際社会に強い衝撃を与えた。
その夜、トランプ大統領が自らカーク氏の訃報を発表し、全米の政府施設や米軍基地などで半旗を掲げ、この若きアメリカ保守派の指導者を追悼するよう命じた。また、ビデオ声明を通じて政治的暴力に断固として対抗する姿勢を強調した。
享年31歳のカーク氏は、草の根運動の組織者、インフルエンサー、ラジオ番組の司会者、非営利団体の代表、そして弁舌家として大きな成功を収めてきた。2012年、18歳のときに仲間と共に非営利団体「ターニング・ポイントUSA(Turning Point USA、略称TPUSA)」を設立し、アメリカの高校や大学キャンパスで伝統的価値観の普及に力を注いだ。近年は全米規模の若者向け保守ネットワークへと発展させ、TPUSAは現在、全米数百のキャンパスに拠点を持つに至っている。
チャーリー・カーク氏は、若者世代において最も影響力のある伝統的価値観の提唱者の一人と評価されてきた。彼は「伝統への回帰」や「キリスト教信仰の復興」を掲げ、中絶、トランスジェンダー、ウォーク(woke)カルチャーに反対の立場を取った。大学キャンパスでは「Prove Me Wrong Table(私の意見が間違っていると証明してほしい)」と題した討論の場を設け、学生たちと議論を交わした。
伝統的価値観を広め、社会に大きな影響を与えたことを理由に、トランプ大統領は、カーク氏にアメリカ市民最高の栄誉とされる「大統領自由勲章」を追贈する予定と発表していた。
せめてもの救いは、カーク氏の死をきっかけに多くの人々が目覚め、彼の遺志を継ぐために立ち上がっていることである。妻のエリカ(Erika Kirk)氏は、夫が設立した「ターニング・ポイントUSA」の活動を今後も推進し、その事業を継続すると表明した。「ターニング・ポイントUSA」もまた、チャーリー・カーク氏の全米巡回講演をさらに拡大し、常識や理性に基づいて若者に訴えかけ、アメリカに伝統を取り戻すことに尽力すると発表した。
この数日間、全米各地で多様な背景を持つ市民やキリスト教徒、そしてカーク氏の理念を支持する人々が追悼活動を行い、優れた若きリーダーを失った悲しみを分かち合っている。
ユタ州オレム ユタ・バレー大学





ユタ州オーレム市中心公園









ユタ州プロボ






アリゾナ州フェニックス






アリゾナ州スコッツデール




ワシントン州シアトル




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