インド南部のシヴァリンガ(Sivaganga)地区で11月30日、2台のバスが衝突する事故が発生し、少なくとも11人が死亡、60人が負傷した。
シヴァリンガはタミル・ナードゥ州(Tamil Nadu)に属する地域で、衝突したバスはいずれもタミル・ナードゥ州輸送公社(TNSTC)所有の車両である。事故発生時、一方のバスはカライクディからデヴァコッタイへ向かっており、もう一方のバスはデヴァコッタイからディンディグルへ向かっていた。両者はヴィヴェーカナンダ工科大学付近で衝突した。
ニュー・デリー・テレビ(NDTV)の報道によれば、警察はこの事故で少なくとも11人が死亡し、60人が負傷したと発表した。タミル・ナードゥ州の警察長官によると、死亡者の中には子供1人が含まれているという。
また、インド紙「The Hindu」によれば、警察は、犠牲者の中には36歳のバス運転手P・センドラヤンさんが含まれ、現場で即死したと述べている。
負傷者はカライクディ政府病院、ティルパトゥール政府病院、シヴァガンガ政府病院に搬送され、このうち6名がラジャジ政府病院へ転送された。
死亡した11人のうち9人が女性、2人が男性であり、警察は既に一部の身元を確認している。
事故発生後、地域住民が警察に通報し、がれきの中に取り残された人々の救出を開始した。関係当局は事故原因の調査結果と負傷者の追加情報を待っている状況である。
なお、これはタミル・ナードゥ州南部で最近発生した2件目の重大なバス衝突事故である。先週、同州テンカシ(Tenkasi)地区で2台の民間バスが衝突し、6人が死亡する事故が発生しており、調査当局は当時、片方のバスの危険運転が原因の一つではと指摘していた。
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