米国と中共が安保理で激論 マドゥロ氏逮捕は「侵略ではなく法執行」

2026/01/10 更新: 2026/01/10

米国がベネズエラの独裁指導者マドゥロ氏を逮捕したことを受け、国連安全保障理事会は現地時間5日に会合を開いた。ウォルツ米国国連大使は、約10分間にわたり、米国の立場を詳しく説明した。

米国国連大使 ウォルツ氏
「我々はベネズエラやその国民に対して戦争を仕掛けたのではない。国家を占領しているわけでもない。これは法執行の一環である」

中共国連代表団 臨時代理大使 孫磊
「中国はこの行動に断固として反対する」

会合では、ロシア、コロンビア、中国共産党(中共)が米国を非難した。中共側はさらに「軍事手段は問題解決の道ではない」と主張した。

一方、米国側は、マドゥロ氏が大量の違法麻薬の米国流入を支援し、その一部が欧州にも流れ込んでいること、さらに同氏は違法な政権の指導者であり、正当な国家元首ではないと改めて主張した。

ウォルツ氏
「もし国連やその機関が、正当性のない麻薬王でテロリストに合法性を与え、選挙で選ばれた大統領や国家元首と同等に扱うとしたら、それは一体どのような組織なのか」

さらにウォルツ氏は、世界有数のエネルギー資源が米国の敵対勢力の手に渡ることは許されず、西半球が米国に敵対する勢力の活動拠点として利用されることも認めないと述べた。

ウォルツ氏
「ベネズエラを、イラン、ヒズボラ、犯罪組織、キューバの諜報員、そしてこの国を支配しようとするその他の悪意ある勢力の拠点にしてはならない」

また、米国に加えてスイスも制裁の枠組みに加わった。スイス政府は、マドゥロ氏および関係者計37人がスイス国内で保有するすべての資産を凍結すると発表し、この措置は即時発効した。

 

 

関連特集: 国際