最近、海外にいる元中国共産党(中共)幹部の杜文氏が、中共の軍幹部の家族を救出する計画を推進していることが明らかになった。その後、軍内部でも極めて高い地位にある人物が杜文氏に接触してきたという。
杜氏は2月2日、自身のYouTubeチャンネルで、中共前線部隊の将官とのやり取りの一部を公開し、海外退避活動は現在、順調に進展していると説明した。また、軍関係者との情報交換を通じて、中共軍内部の最新動向を把握していると明かした。
杜氏によると、軍内部には衝撃的な数字が存在するという。兵士の60%以上、将校の80%以上が、実際には張又俠と劉振立に同情し、支持しているというのだ。
張又俠は1968年に入隊し、中越国境紛争での実戦経験を持つ。そのキャリアは集団軍、大軍区、さらには中央軍事委員会本部にまで及ぶ。軍に身を置いて60年近く、彼が積み上げてきたものは単なる職位ではない。それは、隙間のないほど張り巡らされた人事のネットワークである。過去に張又俠が抜擢し、あるいは承認の署名をした幹部は、必然的に彼の「党羽(派閥)」となるのだ。
軍機関紙が掲げた「羽を換えて生まれ変わる」という表現について、杜氏は、これは習近平の軍に対する全面的な粛清を意味すると指摘した。この言葉は極めて残酷で、鷹の羽を引き抜き、くちばしを断つかのように、既存の将官体系を根こそぎ排除することを示唆しているという。その結果、軍全体が極度の恐怖と迷走状態に陥った。安全な者など誰一人としておらず、誰もが次の粛清の標的になり得るからだ。
不満が8割にも達しているにもかかわらず、なぜ行動に移さないのか。杜氏は、粛清の危険に直面している「軍長」に直接問いただした。軍長は「私も武装蜂起を考えたが、中国ではそれは天に登るより難しい」と率直に語り、中共が構築した極めて厳密な制度的制約メカニズムを明かした。
1. 寸断された指揮系統と小粉紅による監視
将軍が直接指揮できるのは身辺警護の部隊に限られる。大部隊を動かすには、師団、旅団、連隊、大隊、中隊、小隊、分隊と長い命令経路を経る必要がある。さらに軍内部には、いわゆる小粉紅(中共を熱烈に支持する若年層)や日和見主義者が多数存在し、誰か一人が上層部や警察に密告すれば、計画は即座に露見する。通信手段が発達した現在、秘匿性はほぼゼロに等しいという。
2. 弾薬・物資の「分散配置」
武器は部隊が保有していても、大量の弾薬は別の地域、時には戦区をまたいで保管されている。手元の備蓄は訓練用に過ぎず、継続的な軍事行動を支える量ではない。
3. 「兵種主建、戦区主戦」による制約
習近平が進めた軍改革により、指揮権と管理権は完全に分離された。後方支援や通信指揮はそれぞれ別系統が掌握しており、巨大な連動障害が生じている。部隊間で連携して蜂起することは、ほぼ不可能だという。
この軍長は、現在の困窮した状況についても分析した。
1. 地理的障壁と軍事的弾圧
部隊が駐屯地で蜂起すれば、海陸空およびミサイル部隊による「斬首」爆撃を受ける可能性が高い。北京へ進軍する場合でも、中央警衛局が内部から離反しない限り、外郭からの進攻が成功する確率はほぼゼロだ。
2.面従腹背と相互密告
また、高圧的な統制下で、軍委は将兵に対し誓約書や思想報告の提出を義務付けている。内心では不満を抱えながらも、公の場では忠誠を示す行動を取らざるを得ない。すでに部隊内では保身のために、張又俠に同情的な人物を互いに告発する動きが始まっている。その内部闘争の激しさは、実際の戦闘をはるかに上回る可能性がある。
杜氏は、習近平の極端な政策が軍を限界まで追い詰めていると指摘する。前に述べた事柄の将官は、「もし習近平が我々の部隊を視察に来たら、必ず自分の手で仕留めてやる」と重い口調で言い放ったという。これは「どうせ死ぬなら同じだ」という、末端の将官たちの絶望的な心理状態を浮き彫りにしている。
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