日本の国会にあたる全国人民代表大会の開幕式で、100人以上の代表が欠席する異例の状況となった。
3月5日、北京の人民大会堂で開幕した会議には、本来2878人の代表が出席する予定だったが、実際に出席したのは2765人だった。欠席者は113人で、全体の約4%にあたる。
この人数は、新型コロナ対策が厳しかった2022年(161人欠席)を除けば、習近平政権下で最も多い。近年の欠席者は数十人規模にとどまっており、2023年は25人、2024年は56人、2025年は49人だった。
ブルームバーグは、この異例の欠席の多さについて、政権内部の粛清拡大の影響を指摘している。
今回の欠席者には、すでに代表資格を失ったり辞任した人物は含まれていない。つまり、形式上は代表のままでありながら、会議に出席できない状態の人物が相当数いることになる。
軍関係者の減少も目立つ。2月26日、中国当局は19人の代表資格を停止したと発表した。そのうち9人が軍関係者で、5人は上将クラスの高官だった。過去2年余りで軍出身の代表だけでも少なくとも36人が資格を失った。
本来なら全国から代表が集まるはずの会場に、今年は目立つ空席が残った。北京の政治の中心で、どこか落ち着かない空気が漂っている。
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