イランの新最高指導者モジタバ・ハメネイ氏 顔面損傷と両足切断の重傷=ロイター通信

2026/04/13 更新: 2026/04/13

ロイター通信は3人の情報筋の話として、イランの新最高指導者モジタバ・ハメネイ氏が2月28日、テヘラン中心部の最高指導者公邸で攻撃を受け、顔面に損傷を負い、片脚または両脚に重傷を負ったと伝えた。同氏は現在も療養中だという。

モジタバ・ハメネイ氏の負傷に関する説明は、米国のピート・ヘグセス国防長官が3月13日に「負傷し、顔面が損傷した可能性が高い」と述べた声明と一致する。

米国の情報評価に詳しい情報筋は、モジタバ・ハメネイ氏が片脚を失ったと見られていると明らかにした。

開戦当日の空爆、および3月8日にモジタバ・ハメネイ氏が父親の後継者に指名されて以降、同氏の写真・映像・音声は一切公開されていない。同氏の所在、健康状態、統治能力はいまだ大部分が謎のままだ。

今回伝えられた情報は、イランの中枢に近い関係者によるモジタバ・ハメネイ氏の負傷に関する最も詳細な説明であるが、ロイターは独自にその真偽を確認できていない。

米中央情報局(CIA)はモジタバ・ハメネイ氏の病状についてのコメントを拒否し、イスラエル首相府は関連する問いに回答しなかった。また、国連駐在イラン代表部も、負傷の詳細や写真・映像が未公開の理由に関するロイターの質問に応答しなかった。

一方、モジタバ・ハメネイ氏と近い関係にある人物は、写真は1〜2か月以内に公開される見込みだと述べ、健康状態と安全情勢が許す場合にのみ公の場に姿を見せるだろうと強調した。

ロイターによると、現在56歳のモジタバ・ハメネイ氏は療養中ではあるものの、情報筋は依然として思考能力は明晰だと強調している。そのうち2人は、同氏が音声会議を通じて高官会議に参加し、戦況や対米交渉を含む重要事項の意思決定に関与していると述べた。

モジタバ・ハメネイ氏は、米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始した当日に負傷した。同じ攻撃で、1989年から権力を握っていた父親の前最高指導者アリー・ハメネイ氏も死亡した。

中東研究所上級研究員アレックス・バタンカ氏は、負傷の程度にかかわらず、経験の浅い新指導者が短期間のうちに父親(ハメネイ)が持っていた絶対的な権威を再構築することは困難だと述べた。モジタバ・ハメネイ氏には、信頼に値し、影響力があり、圧倒的な権威を持つ人物であることを証明する必要があるという。

関連特集: 中東・アフリカ