AIブームで深刻化する算力不足 企業に安定性問題も

2026/04/15 更新: 2026/04/15

報道によると、AIブームが、AI開発企業にとって最も欠かせない資源である計算能力を急速に消費している。現在、計算能力は深刻に不足しており、多くのヘビーユーザーが不安を募らせている。中には、一部製品の縮小を余儀なくされる企業もある。安定性の問題も相次いでいる。足元のAIブームに警鐘を鳴らす状況となっている。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、この数か月、AIアプリケーションへの需要は急増を続けていると報じた。利用量と利用頻度が急速に高まる中、テック大手は計算資源の確保に全力を挙げている。

一方で、激しい競争の渦中にあるAI企業は、価格を安易に引き上げることもできない。値上げによってユーザー離れを招く恐れがあるためで、各社は別の対応策を探らざるを得ない状況にある。

例えば、Anthropicが提供するClaudeやClaude Codeでは、最近、計算資源の逼迫を背景に障害が頻発している。ピーク時にはユーザーの利用量を制限せざるを得ず、こうした対応に対して不満の声も広がっている。

昨年秋以降、AIモデルの学習や運用に使われるGPUのレンタル価格は上昇を続けている。エヌビディアのBlackwellチップのレンタル価格も大きく値上がりし、1時間当たり4.08ドルと、2か月前の2.75ドルから4割近く上昇した。

報道ではまた、OpenAIが動画生成アプリ「Sora」を段階的に終了させる方針を示している背景にも、計算資源を確保し、より重要なコーディング分野や企業向けサービスに振り向ける狙いがあると伝えている。

業界関係者は率直に「誰もが石油について語っているが、いま世界で最も不足している資源は、実はAIの計算能力だ」と語った。

 

関連特集: 国際