英 イラン関連12者に制裁 攻撃計画などに関与

2026/05/12 更新: 2026/05/12

英政府は11日、イギリスなどへの敵対的活動に関与したとして、イラン関連の個人・団体など12者に新たな制裁を科すと発表した。攻撃計画や、イギリスの不安定化を図る団体への金融支援に関わったとされる。

英外務省が11日に発表した声明によると、制裁対象には9人の個人、2つの地下金融・両替機関、そして「ジンダシュティ(Zindashti)犯罪ネットワーク」が含まれる。イギリス側は、ジンダシュティ犯罪ネットワークがイランの支援を受けた敵対的活動に関与し、イギリスやほかの国で、施設や関係者への攻撃を脅迫、計画、または実行したとしている。

英政府はすでに2024年、このネットワークのトップ、ナジ・イブラヒム・シャリフィ=ジンダシュティに制裁を科した。

英外務省の最新発表によると、一部の個人は敵対的行為に直接関与したとして制裁対象となり、ほかの対象者は、こうした活動を支援するために金融サービスやその他の支援を提供したとされる。

制裁措置には、資産凍結や渡航禁止などが含まれる。英外務省は、今回の制裁について、イランによる国際安全保障を脅かす行為や、犯罪組織を利用して海外で脅迫や攻撃を仕掛けていることへの対応だとしている。

イベット・クーパー英外相は、「今回の一連の制裁は、イギリス市民の安全と中東の安定を脅かす組織や個人を直接の対象としている。イラン政権内の一部勢力に支援され、イギリスとヨーロッパの安全を脅かす犯罪を請け負う代理組織や不正な金融ネットワークを容認することはできない。われわれは欧州各国と連携して対応している」と述べた。

英政府によると、制裁対象となった金融機関は、不安定化活動に関係する個人や団体にサービスを提供していた。これにより、イランに関係するネットワークが国際的な制限を回避し、資金の移転や調達を行えるようにしていたという。

張婷
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