米国連邦議会上院でCIAの内部告発者がCOVID-19起源問題で情報機関を誤った方向に導いたと告発

2026/05/14 更新: 2026/05/14

中央情報局(CIA)に20年間勤務した内部告発者が13日、ホワイトハウスのCOVID-19感染症顧問だったアンソニー・ファウチ博士が情報機関を誤った方向に導き、国家安全保障部門が発表したCOVID-19起源に関する結論を自ら主導したとで証言した。

CIAの上級工作官ジェームズ・アードマン氏は13日、上院国土安全保障委員会において、ファウチ前国立アレルギー感染症研究所長がウイルス起源に関する情報機関の報告書の操作に関与し、ウイルスは実験室ではなく自然界に起源があるという結論に沿うよう誘導したと証言した。

2019年末に中国武漢でCOVIDウイルスが出現して以来、100万人を超える米国人がこの感染症で命を落としている。

聴聞会の大部分は、2021年の情報機関報告書におけるファウチ氏の役割をめぐるものだった。同報告書では複数の情報機関の調査結果が総合的にまとめられ、最終的には「実験室漏洩」をやや支持する結論が導き出されたが、各機関の間では(自然起源か実験室起源かという)二つの可能性について依然として意見が分かれていた。

アードマン氏は、ファウチ氏が2021年の情報機関報告書の最終結論に間接的な影響を及ぼしたと述べた。ファウチ氏は国家情報評議会に対し、ウイルスが実験室起源か自然起源かを判断する際に諮問する専門家のリストを提供していたという。

司法省は4月28日、ファウチ氏のデービッド・モレンス元上級顧問を起訴した。COVID-19起源調査の期間中に連邦公文書を隠匿した疑いが持たれている。

モレンス顧問はファウチ氏に政策全般にわたる助言を行い、国立衛生研究院(NIH)に影響する問題に関する提言と解決策の策定、文書の執筆・編集を担っていた。また流行病学研究および感染症の計画・管理に関連する問題について上級職員への指導と専門知識の提供も行っていた。

さらにモレンス顧問は、助成金受給者やその他の科学界関係者から情報を収集し、COVID-19が自然界に起源を持つとする論拠を組み立て、こうした「水面下での工作」により「公務上の行為」を通じて受け取った利益への「見返り」を行っていた疑いが持たれている。同氏は著名な医学専門誌にCOVID-19ウイルスの自然起源説を主張する科学的論評を発表していた。

議会共和党議員、とりわけ上院国土安全保障・政府問題委員会委員長のランド・ポール議員(ケンタッキー州)は、このウイルスが中共の公式見解である動物からの感染ではなく、中国・武漢ウイルス研究所からの実験室漏洩によるものかどうかを調査し続けてきた。

聴聞会はポール議員と共和党が多数を占める国土安全保障委員会が主催したが、委員会の民主党議員は誰一人この聴聞会に出席しなかった。

林燕
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