トランプ氏 ホルムズ海峡封鎖なら「壊滅的攻撃」と警告 米国が管理の可能性も

2026/06/22 更新: 2026/06/22

イランがホルムズ海峡の封鎖を示唆するなか、トランプ米大統領は6月21日、イラン当局者に対して厳しい警告を発したと明らかにした。世界の石油輸送の要衝である同海峡が封鎖されれば、米国はイランに壊滅的な攻撃を加えると述べた。また、イランはアメリカと最終合意を結ぶべきだとし、合意に至らなければ、ホルムズ海峡を管理下に置き、通行料を徴収すると警告した。

トランプ氏はFOXニュースのインタビューで、イラン当局者に対し「もし閉鎖すれば、あなた方の国は存続できなくなる」と伝えたと語った。

トランプ氏によると、20日には1900万バレルの石油がホルムズ海峡を通過したという。最終合意に達しなければ、アメリカはホルムズ海峡を通過する船舶から通航料を徴収するとの考えを改めて示した。さらに、アメリカはホルムズ海峡と中東地域の安全を守る「守護天使」になれるとし、同海峡を通過する石油の20%をアメリカが得ることもできると主張した。

「必要であれば、われわれはホルムズ海峡を管理下に置く可能性がある」とトランプ氏は語った。「彼らが合意しなければ、われわれは通行料を徴収する」

この発言は、米・イラン交渉団がスイスで協議を行っている最中に出たものだ。協議では、対立収束に向けた最終合意が模索されている。トランプ氏は21日にも、同様の発言をしていた。「トゥルース・ソーシャル」で、60日間の停戦期間中、ホルムズ海峡で通行料は徴収しないと表明した。60日間の期限後も原則として通行料は徴収しないとしつつ、アメリカとイランが最終合意に至らない場合には、アメリカの利益のために料金を設定する可能性があると述べた。

イランのペゼシュキアン大統領は、米イラン協議を前に、イランはウラン濃縮の権利を放棄しないと表明した。一方で、イランが核兵器の開発を目指していないことを保証する用意はあると述べた。

「われわれはウラン濃縮の権利を放棄しない。相手側はこの権利を認めるほかない」と述べた。

この発言について、トランプ氏は強い口調で「彼は口に気をつけたほうがいい」と応じた。「彼は慎重に振る舞うべきだ。そうでなければ、われわれはイラン全体を管理下に置くことになる」と述べた。

トランプ氏はまた、先週署名した覚書で定められた60日間の停戦と交渉の枠組みについて、「あくまで一つの選択肢にすぎない」と強調し、今後の行動を制限するものではないとの考えを示した。

6月20日、イランのイスラム革命防衛隊は同海峡の封鎖を宣言し、船舶に対してこの水路に近づかないよう警告した。一方、米中央軍のティム・ホーキンス報道官はメディアに対し、イランは同海峡を支配していないと説明した。海上交通は現在も続いており、米軍は航行の安全が維持されるよう、情勢を注意深く監視しているという。

イラン国会議長で首席交渉担当者のモハンマド・バーゲル・ガリバフ氏は21日、トランプ氏の警告に対し、アメリカの脅しはイランには通用しないと反論した。さらに、米国は発言に注意すべきだとし、イラン軍は対応する準備ができていると述べた。

張婷
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