アメリカのトランプ大統領は7月8日、トルコでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を終え、帰国の途中でイギリスに立ち寄る予定であると明らかにした。
その際、トランプ氏は新型機ではなく旧型のエアフォースワンで移動する考えを示した。一方、新型の専用機はすでにイギリスのミルデンホール空軍基地に送られているという。現地のアメリカ軍の将兵が機内を見学できるようにするためとしている。
トランプ氏は8日、ソーシャルメディアへの投稿で「我々の軍人に敬意を示すため、新しいエアフォースワンをミルデンホール空軍基地に送っている。見学の機会を提供する」と述べた。また、この機体がヨーロッパの他の基地に向かう可能性にも言及した。
さらにトランプ氏は、トルコからイギリスへは旧型機で移動すると説明し、「短い移動だが価値がある」と述べたうえで、「軍の関係者が新しい機体を見る機会になる」としている。
この新型機は、カタールから提供されたボーイング747-8型機を改装したものである。機体は従来のデザインとは異なる塗装が施されている。
トランプ氏はこれに先立ち、この新型機でトルコのアンカラに移動していた。この機体は、2028年に導入予定の次世代機が配備されるまでの暫定的な運用とされている。
ホワイトハウス関係者は匿名でブルームバーグに対し、この新型機はすでにトルコを出発していると説明した。
安全性への懸念はあるのか
トランプ氏はアンカラで行われた記者会見で、イランからの脅威について言及し、自身が標的となっているとの認識を示した。
一方、新型機を使用しない理由が安全面にあるのかとの質問に対しては明確に答えず、「大統領の職務は危険を伴う」と述べるにとどめた。
また、帰国手段については「通常通り帰国する」と述べ、新型機については「ヨーロッパの複数の基地に向かわせているが、主にそのうちの一か所だ」と説明した。
アメリカ空軍はこの機体について、「安全で信頼性が高く、最先端の技術を備えている」としたうえで、「安全性や防護、任務用通信にリスクはない」としている。
先週、トランプ氏はこの新型機でワシントンからノースダコタ州に移動し、イベントに出席した。これが実質的な初運用となった。
なお、大統領の移動の際には、エアフォースワンとして運用可能な別の航空機が常に待機している。
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