中国 専用の猫ハウスも整備 空港の人気スポットに

中国の空港に「ネズミ対策室」 野良猫一家が正式採用

2026/07/18 更新: 2026/07/18

中国・甘粛省の蘭州中川空港で、元野良猫の一家3匹が「ネズミ対策スタッフ」として正式に迎えられ、ネットで話題を集めている。専用の猫ハウスまで用意され、今では空港の人気者となっている。

もともと空港の建設工事中から現場に住み着いていた2匹の猫は、毎日のようにネズミを捕まえ、施設の衛生管理に貢献していた。その働きぶりが認められ、今年初めに空港は正式に保護。「ネズミ対策室」の主任と副主任に「任命」され、公募で「喪彪(サンビャオ)」と「翠花(ツイホア)」という名前を付けた。

「喪彪」はいかにも強そうな悪役風の名前、「翠花」はどこにでもいそうな庶民的な女性の名前。「怖そうな夫と素朴な妻」という絶妙な名付けが人気を集めた。

その後、翠花は子猫「小翠果(シャオツイグオ)」を出産し、一家は3匹に。現在は搭乗口近くに設けられた専用の猫ハウスで暮らしている。

猫ハウスには寝床やキャットタワーのほか、空気清浄機、新鮮な空気を取り込む換気設備、自動給餌・給水装置なども備えられ、快適な環境が整えられている。

3匹は現在も「ネズミ対策」の役目を担う一方、空港の人気スタッフとして旅行客を楽しませている。安全面への配慮から普段はガラス越しに見れるようになっており、自由に触れたり餌を与えたりすることはできない。

空港では専任スタッフが世話を担当し、定期的に健康診断やワクチン接種、寄生虫対策も実施。公式SNSでは一家の日常を発信しており、多くのファンを集めている。

ネット上では「実力で公務員になった」「これぞ適材適所」「野良猫を追い払うのではなく居場所を与えた空港に拍手」といった声が相次ぎ、心温まる話題として広がっている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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