中国 「中国のほうが危なかった」

台湾批判がブーメラン 台湾で回収の食用油 中国では「高品質」?

2026/07/28 更新: 2026/07/28

台湾ではゴミ扱いの油が、中国では高品質の食用油?

台湾の食用油問題を大々的に報じた中国で、この皮肉なコメントがネット上を駆け巡った。

発端は、台湾で食用油から発がん性物質が基準を超えて検出され、商品を回収した。中国の官製メディアは「台湾の危険な食用油」として大きく取り上げ、関連話題はSNSの検索ランキングでも上位に入った。

ところが、台湾と中国の発がん性物質の基準を比べると、この食用油は中国では基準内となることが判明。ネット上では「台湾ではゴミ油でも、中国では高品質」「下水油(地溝油)と比べたら超優秀」といった自虐まじりの皮肉が相次いだ。

さらに話題は、昨年、中国で大きな問題となった「化学製品を運んだタンクローリーで食用油も運搬していた事件」にまで飛び火。「あの件は結局どうなった?」「他人を心配する前に、自分たちの食卓を見直すべきだ」と、中国当局への批判が噴出した。

台湾を批判するために始まった話題は、気づけば中国の食品安全を問い直す議論へ。ネットでは「ブーメランが戻ってくるのが早すぎた」と苦笑する投稿まで飛び交い、一番の話題になったのは台湾ではなく、中国自身の食卓だった。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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