超党派議員団 中国共産党幹部と会談 邦人拘束や輸出許可の遅れを提起

2026/08/28 更新: 2026/08/28

日本の超党派国会議員団は8月27日、北京で中国共産党(中共)中央対外連絡部の陸慷副部長と会談した。複数のメディアが報じた。昨年11月に高市早苗首相が台湾有事について「存立危機事態になり得る」と国会で答弁して以降、日本の国会議員団が中共幹部と対話する初めての機会となった。

会談は約2時間にわたって行われた。陸慷副部長は高市首相の台湾有事を巡る答弁を問題視し、撤回を求めた。毎日新聞によると、陸慷は台湾に関する日本側の認識が変わらない限り、「中国としては政策を変えるつもりはない」との考えを示した。中央日報は、中国側が高市首相の発言撤回を日中関係改善の前提として示したと報じている。

邦人解放や輸出許可を要請

日本側からは、中道改革連合の伊佐進一広報委員長や公明党の川村雄大参院議員らが出席した。

議員団は、中国で拘束されている日本人の早期解放を要請したほか、レアアースなど軍事と民生の双方に利用できる品目の輸出許可が遅れている問題について改善を求めた。東シナ海や南シナ海における中国軍の活動拡大についても懸念を伝えた。一方、今回の会談を受けた邦人の解放や輸出許可を巡る具体的な進展は報じられていない。

訪中団に加わっていた自民党の橋本岳元厚生労働副大臣は、日程の途中で帰国し、陸氏との会談には出席しなかった。

中国総領事の投稿は議題とならず

2025年11月には、薛剣・駐大阪中国総領事がXで、高市首相を念頭に首を斬るとの趣旨の投稿を行った。日本政府は中国側に抗議し、投稿は削除されたが、薛氏からの謝罪はなかったとされる。

今回の会談で日本側がこの投稿の撤回や謝罪を求めたという報道はされていない。

今回の会談を巡っては、インターネット上の一部で、具体的な成果が示されていないことへ「何一つお土産を持たせてもらえずに追い返された」「中国側の要求を日本国内へ伝える役割にとどまった」など批判が出ている。

エポックタイムズの記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。他メディアが報道しない重要な情報を伝えます
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