自民党新執行部が発足 麻生・鈴木氏ら留任、政権安定を優先

2026/09/16 更新: 2026/09/16

自民党は9月16日、臨時総務会を開き、高市早苗首相(党総裁)の下で新たな党役員人事を決定した。麻生太郎副総裁や鈴木俊一幹事長らを留任させ、執行部の骨格を維持した。重要法案の審議を控え、政権運営の安定と党内融和を優先している。

高市首相は「政策で未来を切り開く」と述べ、公約の実現に向け、党と政府が総力を挙げて取り組む姿勢を示した。

麻生副総裁、鈴木幹事長が続投

今回の人事では、来年の党総裁選も見据え、首相の後ろ盾となっている麻生派の麻生副総裁(85)と鈴木幹事長(73)が続投した。

昨年の総裁選で高市氏と争った小林鷹之政調会長(51)のほか、いずれも旧安倍派の西村康稔選挙対策委員長(63)と萩生田光一幹事長代行(63)も留任した。

総務会長には、国会対策委員長を務めた梶山弘志氏(70)が就任した。後任の国対委員長には、村井英樹元官房副長官(46)を起用した。

執行部の骨格を維持した背景には、10月5日にも召集される臨時国会で、消費税減税関連法案などの重要法案の審議を控えていることがある。

テレ朝NEWSによると、鈴木幹事長は与党が少数となっている参議院の状況を踏まえ、国民民主党をはじめとする野党との連携を継続し、信頼関係を構築する考えも示した。

参院幹事長交代、首相は関与を否定

一方、参議院では、野党との調整役を担ってきた石井準一参院幹事長が交代し、後任に青木一彦前参院議院運営委員長が起用された。

石井氏の退任を巡っては、国会運営などを巡り高市首相との間に溝があったとの指摘があり、首相側から働きかけがあったとの見方も出ている。

時事通信によると、高市首相は「参院の人事権は私にはない」と述べ、自身の関与を否定している。

17日に第2次改造内閣発足へ

高市首相は9月17日に内閣改造を行い、同日中に第2次高市改造内閣を発足させる方針である。閣僚人事では、赤沢亮正経済産業相と城内実成長戦略相の続投が有力視されている。

連立を組む日本維新の会も16日午前に役員会を開き、柴田巧氏を新幹事長、梅村聡氏を政調会長とする人事を決定した。同日午後には与党党首会談を開き、新たな政権運営の体制づくりを進める。

エポックタイムズの記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。他メディアが報道しない重要な情報を伝えます
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