不安と懸念、混乱を広げる中国「一帯一路」 停止や見直しは300億ドルに
中国の経済圏構想「一帯一路」は、関係国が債務不履行の危機に陥るほどの高額融資から、共産党政権による債務トラップ外交と呼ばれている。アジア、中東、アフリカに広がる複数のインフラ計画はこの数週間で300億ドル以上が停止や再検討された。
ケニア議員、外国人資本制限法を提案「中国の侵攻防ぎたい」
ケニアの与党議員は、中国企業が国内企業に影響を与えるのを防ぐために、公共事業の契約について外国資本の制限するよう提案した。
「ケニア人はサルだ」、発言の中国人を国外退去処分
アフリカ諸国で中国当局による経済援助の拡大とともに、現地人に対する人種差別が横行している。
「反中記事が数時間で削除」アフリカでメディアの自己検閲進む=米コラムニスト
米ニューヨーク市に活動拠点を置くジャーナリストのアザッド・エッサ(AZAD ESSA)氏は9月中旬、米誌フォーリン・ポリシーへの寄稿で、自身の体験に基づき、アフリカで報道機関の自己検閲が進んでいると指摘した。近年中国当局のアフリカへの投資拡大によって、アフリカ各国のメディアにおける当局の影響力が高まったことが主因だという。
ケニア警察、中国籍5人を逮捕 軍用品で違法な警備会社を計画か
アフリカのケニア警察当局は10月5日、国の安全保障に深刻な脅威を与える可能性があるとして、中国人民解放軍の軍服など軍用品を所持していた5人の中国籍の男女を逮捕した。警察によると、5人は軍用品を使い違法な警備会社を経営しようとしていた。
ケニアと中国、労働者たちの冷たい関係 ケニア鉄道開通1年
中国のアフリカ投資が著しい。ケニアの多くの公共施設は機能不全で、老朽化したものが多い中、近年開通した中国資本の鉄道SGRの駅は、際立っている。巨額投資に両国間の蜜月関係がうかがえる一方で、労働者の間では積極的な交流はなされていない模様だ。
メラニア米大統領夫人がアフリカ歴訪に出発、初の単独外遊に
[ワシントン 1日 ロイター] - メラニア・トランプ米大統領夫人が1日、4カ国のアフリカ歴訪に出発した。主だったものとしては初の単独外遊となる。 日程は約1週間で、ガーナ、マラウイ、ケニア、エジプトを訪問する。訪問の目的は子どもに関する問題で、2日にアクラに到着する。 トランプ大統領は2017年の就任以来アフリカを訪問しておらず、アフリカ系移民に対して差別的な表現を用いたなどと報じられ、厳
女性外相会議、G7では日本だけ参加「フェイクニュースに気をつけよう」河野氏が呼びかけ
カナダのモントリオールで9月21日と22日、世界の女性外相とG7外相による会議が行われた。会議では女性の活躍推進、女性・平和・安全保障、ルールに基づく国際秩序などが話し合われた。招待されたG7外相で、出席したのは日本の河野外相のみだった。
英国、援助予算でアフリカ諸国との貿易関係強化へ=メイ首相
[ケープタウン 28日 ロイター] - メイ英首相は28日、訪問先の南アフリカのケープタウンで演説し、英国の国際援助予算の使い道について、自国の利益を高めるとともに、アフリカ諸国との貿易関係の強化に充てる考えを示した。 首相は、英企業の対アフリカ投資を支援するために援助予算を使用し、主要7カ国(G7)の中で英国が米国を抜いて最大の対アフリカ投資国となることを望んでいると述べた。 英国は来年3月
北朝鮮外相「核放棄しても核技術は放棄しない」CVIDを公式に拒否
6〜8日に渡ってイランを訪問した李容浩(リ・ヨンホ)北朝鮮外相は「非核化は支持するが核知識を放棄しない」と述べ、核を含む全ての大量破壊兵器と弾道ミサイルの「完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄(CVID)」を公式拒否した。イラン国営メディアらが9日(現地時間)報道した。米トランプ政権で米朝間の非核化交渉が始まった以来、北朝鮮が核知識を維持すると明らかにしたのは今回が初めて。
米政府、「自由で開かれたインド太平洋」に向けインフラ投資、中国をけん制
ワシントンのマイク・ポンペオ国務長官は7月30日、インド太平洋地域におけるトランプ政権の経済基盤戦略として新技術、エネルギー、インフラの各分野に1億1300万ドル規模を投資すると発表した。中国の一部の専門家は、同地域における中国共産党政権の野心を抑える手段と見ている。
絶滅危惧種パンゴリン、香港税関で7トン押収 アフリカから中国行き
香港の税関は20日、アフリカ発中国広東省着の輸送コンテナに入っていた、7トン以上の絶滅危惧種パンゴリン(和名センザンコウ)を押収したと発表した。香港税関によると、中国漢方の材料になるパンゴリンの市場価格は、355万香港ドル(約5000万円)相当。7.1キロに及ぶ押収量は、この20年内で2番目だという。
中国で南アフリカの若者51人 ビザ詐欺被害でパスポート没収
中国で英語教師として働いていた南アフリカの青年51人は、実はビザ詐欺に遭っていたことがわかった。一団は中国入管法違反で、パスポートを没収され、身動きがとれなくなっていた。両国の外交交渉により全員が解放され、25日には帰国する予定。現地メディアが報じた。
台湾と断交したアフリカ・マラウイのその後
近年、「一つの中国」を認めない台湾の蔡英文政権に中国当局は圧力を強めている。台湾を国際社会で孤立させるために、友好国を相次ぎ断交に追い込んだ。蔡英文政権が2016年5月に発足して以降、台湾と外交関係を解消したのは、アフリカのサントメ・プリンシペ、中米パナマとカリブ海のドミニカ共和国の3カ国だ。
米国務長官が体調不良、訪問先ケニアでイベント参加を中止
[ナイロビ 10日 ロイター] - アフリカ歴訪中のティラーソン米国務長官は体調不良のため、訪問先のケニアで10日に予定されていた行事への参加を中止した。ゴールドスタイン国務次官(広報担当)が明らかにした。 ゴールドスタイン氏は記者団に「長官はこの数日間、北朝鮮を含む主要案件に長時間取り組んでいたため、体調を崩した」と説明した。 ティラーソン氏(65)は既にエチオピアとジブチを訪問。ケニアの
「アフリカは第二の中国、中南米は第三の中国に」紅いカネに懸念強まる
チリ政府は2月28日、6.5億米ドルを投じて、中国企業・ファーウェイ(華為技術・HUAWEI)に共同委託している2万キロ以上もの光ファイバー通信網プロジェクトの着工を正式に発表した。この通信網が敷かれるチリ南部は、南極へのハブ港もあり、英米の科学研究所や軍事施設も点在する。専門家は、中国資本のインフラ構築は、ラテンアメリカのみならず米国の安全保障と戦略的利益を脅かす恐れがあると指摘している。
中国版・紅白歌合戦、検索ブロックされたキーワード「口パク」「滑稽」
日本のNHKが大みそかに紅白歌合戦を放送するように、中国では旧正月前夜に国営中国中央テレビ(CCTV)が特番「春節聯歓晩会(春晩)」を放送する。国民的番組だが、ネットユーザによると放送中、複数のキーワード検索結果が表示されず、検閲されていることが明らかになった。
焦点:中国の一帯一路、積極的な貧困国開発が生む懸念
Paritosh Bansal [ダボス(スイス) 26日 ロイター] - 中国が推し進める発展途上国向け開発は、人権や環境を擁護する非営利団体(NGO)の役割を低下し、彼らが伝統的に果たしてきた乱開発に対するチェック機能を困難にさせていると、NGO関係者は警鐘を鳴らす。 中国は、米国が第2次世界大戦後に推進したマーシャルプラン以降で最大級となる海外開発計画に着手。約1000億ドル(約10.8
イランタンカー沈没、「石油が日韓周辺海域に流れる」=英研究チーム
東シナ海で1月6日夜、イランの石油タンカー「サンチ」が中国の貨物船と衝突し炎上をした。14日、サンチが爆発して沈没したのを確認された。同タンク―の乗組員32人が全員死亡した。専門家は、タンクーに積載された石油が流出して、潮や海流の影響で、今後韓国や日本の日本海と太平洋沿岸部の広範囲に漂着すると予測している。
中国の対外援助、14年間で41兆円「慈善ではなく利益を基準」=米調査機関
中国は最近の対外援助額を公開していない。しかし、ラテンアメリカ、アフリカ、中東、また中国主導の経済圏構想「一帯一路」参加国への中国の巨額投資は、しばしばニュースを賑わせている。最近、米大学研究機関は、中国は米国と同じ規模で途上国へ対外援助を名目とした資金提供をしており、その狙いは、本来の福祉や慈善といった意図ではなく「北京にお金を送り込むような流れを作ることを狙ったビジネス投資だ」と指摘した。
ちっとも世界から「孤立」してない北朝鮮 核保有国ネットワークで連携
北朝鮮の核開発プログラムを、単に腐敗した国の単独行動と見ることはできない。そのプログラムの多くは外国資金調達の痕跡が見られ、その技術は他の国々によって提供されており、核兵器能力を集団的に進めている国家間ネットワークの一部として理解できる。
イラン、新型ミサイル実験に成功と発表 米大統領は非難
新型弾道ミサイル「ホラムシャハル」(射程2000キロメートル)の発射実験に成功したと発表し、米国の圧力に屈することなく兵器開発を継続する方針を明らかにした。
OPEC内外の閣僚監視委、減産延長巡る決定時期で意見割れる
OPEC(石油輸出国機構)加盟国と非加盟国は22日、産油国の協調減産を点検する合同閣僚監視委員会の会合を開いた。会合では、世界的な原油在庫が低下するなど減産の効果が表れているとの認識が示された。また2018年3月に期限を迎える減産措置の延長については、結論を出す時期を巡り意見が分かれた。
川崎重工、NY地下鉄車両の契約で有力候補に 32億ドル規模
川崎重工が、32億ドル規模の米国ニューヨーク地下鉄の新型車両製造を契約できる可能性が浮上した。この入札では、これまでカナダ企業ボンバルディア社と中国企業による共同入札が契約候補に有力視されていたが、ニューヨーク地下鉄輸送当局が、ボンバルディア社との別の契約で問題が生じ、信頼を失墜させたとして最近、候補から消えたという。匿名の関係筋がロイター通信に明かした。
中国資本の長距離鉄道が開通 巨額債務かかえるケニア
中国が融資した、ケニア独立後の最大規模のインフラ事業である長距離鉄道マダラカ・エクスプレス(SGR)がこのほど、開通した。この鉄道開通による地域経済・貿易への効率化が進むとされるが、巨額債務を完済できるかどうか、懸念されている。
リオ五輪選手村、「トイレ流れない」設備不良問題が続出
7月24日正式にオーブンしたブラジル・リオデジャネイロ五輪選手村に、早くも多くの設備トラブルが発生し、各国代表団から不満が出ている。28日付米紙「ワシントン・ポスト」が報じた。
北朝鮮 「強制」労働者を中国・ロシアに派遣し外貨獲得=国連
北朝鮮は、外貨獲得のため、中国やロシアへ数万人の労働者を派遣させ、毎年、数十億ドルを集めており、労働者は奴隷に近い条件で働いていることが、10月28日、米ニューヨークで開かれた国連総会で発表された報告書で明らかになった。
北京マラソン、防毒マスク着用の選手も
【大紀元日本10月22日】第34回北京国際マラソンが19日に開かれた。白いスモッグに覆われた空気はどんよりとしていた。スモッグの吸入を防ぐため、多くの選手はマスクをつけていた。中には防毒マスクを装着し
エボラ出血熱感染疑いの香港女性 陰性と診断
【大紀元日本7月31日】香港の保健当局は30日、ケニアに渡航した後に具合が悪くなった39歳の女性について、エボラ出血熱の検査の結果、陰性であったことを明かした。女性は同感染症の初期症状である発熱、頭痛