米大統領、クアルコム買収禁止を命令 「国家安全」の理由で
トランプ米大統領は12日、「国家安全」上の理由で、シンガポールに本社を置く通信用半導体大手ブロードコムによる米同業のクアルコムの買収を禁止する命令を出した。
米当局、クアルコム買収案に「待った」 中国5G標準化主導に警戒
米国企業への直接投資を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)はこのほど、米半導体大手クアルコム(Qualcomm)に対する買収案に異を唱えた。CFIUSが公開した声明文で、米政府は、買収案には国家安全保障のリスクがあり、中国当局が第5世代移動通信システム(5G)の標準化を主導する可能性があると懸念した。
米半導体大手に750万ドル罰金 中国政府高官の子弟を不正雇用
米証券取引委員会(SEC)は1日、半導体大手の米クアルコムが罰金750万ドル(約8.55億円)を支払うことに合意したと発表した。同社が中国政府高官の親族らを雇用する見返りに、中国で事業などのあっせんを受け、米国の贈賄防止関連法に違反したためだという。