清明節の前日 ――寒食節:忠臣・介子推の心温まる物語
春秋戦国時代に、晋の君主・献公の妃が自分の息子を王位に就かせるために太子を死に追いやりました。第二の公子(君主の息子)である重耳(後の晋文公)も命の危険を感じ逃亡しました。逃亡生活は非常につらいもので、重耳は数々の屈辱を受け、少数の忠臣だけが彼に寄り添いました。その中の一人が介子推です。
【ものがたり】 虎の恩返し
「善」は美徳であり、プラスエネルギーの循環をもたらします。人々を感動させ、天地万物も感動させます。ここで、中国の唐の時代に、山河に隠居していた人が善行を行い、虎から恩返しを受けたお話をしましょう。
野良猫の恩返し 飼い主の癌を早期発見
乳がんは女性に多い病気ですが、初期症状がはっきりしないため、見過ごされやすい病気です。 米ミネソタ州に住むある女性は、幸運にも飼っている猫の不可解な行動によって乳がんの潜在的な症状に気づき、間一髪で命拾いしました。
親孝行できぬ者は官位に就くべからず
唐の時代、李皋(りがお、733~792年)が温州に在任していた時のことです。李が視察に出かると、年配の婦人がさめざめと泣いているのを見かけました。不憫に思った李は、婦人になぜ泣いているのかと聞きました。婦人は、「私には二人の息子がおります。名前は、李鈞(りじゅん)と李锷(りあ)です。息子たちは功名富貴を求めて故郷を離れ、二十数年も経ちましたが、一度も家に帰って来たことがありません。今の私は、たった一人で貧乏暮らしを送っています」
助けられた青い鳥 ガン患者を励ます
情けは人のためならず―思いがけない形で、恩恵が自分の身に返ってくることがあります。2年前、ディーナ・テイセンさん(Dina Theissen)とその家族は、生後数時間とみられるアオカケス(別称ブルー・ジェイ)のヒナを見つけました。母鳥が現れなかったため、ディーナさんたちは、この小さな鳥をグレイシー(Gracie)と名付け、育てることにしました。
優しい心の報い 恩を返した猿
【大紀元日本5月2日】日本には「鶴の恩返し」という物語がある。「鶴の恩返し」は昔ばなしだが、次に紹介する「猿の恩返し」は、中国で最近現実に起こった不思議な出来事である。 2000年7月末、中国重慶市