まるで空と大地に浮かんでいるよう 500年前に崖の上に建てられた教会
1000年以上前、現在のイタリア、ヴェローナの北に位置するバルド山の岩壁に沿った薄い岩の窪みに、隠遁生活を送る修道士がいたといいます。 北、西、南は切り立った崖に、東は隣接する谷に囲まれ、崖っぷちの修道院は静かに内省するための精神的な拠り所となったのでしょう。
【芸術秘話】ミケランジェロの『聖家族』はいくら?
イタリア人芸術家のミケランジェロ・ブオナローティは、ダビデ像を完成させてから間もなくして、アーニョロ・ドーニ(Agnolo Doni)というコレクターから、自分のために作品を描いてくれないかと依頼されました。
【芸術秘話】ミケランジェロと「ピエタ」
ミケランジェロの弟子であり同郷であり、そして友人でもあるジョルジョ・ヴァザーリ(1511年-1574年)は、自らの著作『芸術家列伝』の中で、神がこの芸術家に道徳と智慧と才能を授け、そのため、ミケランジェロは生活においても創作においても人々から賞され、崇拝されていると褒め称えました。
マヤ人の知恵 色褪せない永遠の青 マヤブルー
大自然の中で、永遠に続く色は何でしょうか。それはどこまでも広がる青です。しかし、古代の絵の具は、逆に青の絵の具は非常に色褪せしやすいものでした。 ルネサンス期のヨーロッパでは、長持ちする青色の顔料の原料の採掘と抽出が非常に複雑だったため、当時は金よりも高価で、聖母マリアのローブなど、最も重要な対象にしか使われなかったと言われています。