【大紀元日本2月11日】十数個の民間団体からなる「中国民衆人権応援ハンスト・リレー声援団」は10日、在シドニー中国領事館の前で記者会見を開き、即日から、中国人権弁護士・高智晟氏と民主活動家がスタートした「中共の暴政を糾弾するハンスト・リレー活動」に支援と参加の意を表明した。豪州に亡命した元中共外交官・陳用林氏と、豪州に亡命した前北京大学法学教授・袁紅氷氏の両氏は共に即日からハンスト開始を発表、応援団のハンスト活動に参加する最初のメンバーとなった。
応援団は「豪州自由文化人協会」「自由聖火ウェブサイト」「アジア太平洋人権観察」「中国民主革命運動」準備委員会、「中国自由民主党」豪州・ニュージーランド支部、「自由中国」などの組織からなる。
応援団は声明で、中国が困難な時期に際し、中共暴政は暴力団的なやり方で人権活動家たちを迫害していることを非難、中共官僚集団は政治悪党へと堕落したとし、中共の現代奴隷制を維持するために、暴政による全面的国家テロリズムが開始したと示し、中共の暴政は、中国の民衆の苦難と中国社会の不安定の源であると指摘した。そうした中共暴政の中、高智晟弁護士らがスタートした暴力に抵抗するハンスト運動は、中国民衆の人権意識の高まりを表していると強調した。声明文は、ハンスト・リレー活動を起点として、中国の全民衆が中共暴政に抗議し人権擁護の幕を開けようと呼びかけた。
前北京大学法学教授・袁紅氷氏は、89年天安門民主運動事件で、北京大学教授応援団を結成して学生の断食運動を支援したが、記者会見でハンスト声明文を発表した。89年の学生断食運動について言及し、17年もその暴力本質に変わりない中共政権に託した夢を放棄して、全民衆の暴力に抵抗する運動により中共政権を踏み倒そうにと呼びかけた。
昨年、中共シドニー領事館を出て政治亡命した元シドニー領事館の外交官・陳用林氏も記者会見で高智晟弁護士と共に、中国の民主活動家を支援し、中国民衆の人権のために尽力すると表明。陳氏は、領事館にいる元の同僚に、中共のコントロールから脱出しようと呼びかけた。
中国民主陣線豪州支部の責任者・秦晋氏も記者会見でスピーチを発表、中国民主陣線組織が、ハンスト活動に対し支持と応援を表明した。また、同組織が中国国内の人権活動を全国範囲に広げ、人権活動をさらに自由を要求する民主運動に発展させるように努力すると宣告した。
中国人権弁護士・高智晟氏など数人が今月4日立ち上げた、中共政権による民衆に対する暴力圧制に平和的に抗議する「断食リレー抗議活動」は、一週間が経たない現在、すでにカナダ、香港、英国、ドイツ、米国など世界各地の華人の大きな反響を呼んだ。
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