【大紀元日本1月1日】年末年始、北京では天安門広場を中心とする周辺街道は24時間パトロールを実施し強化、厳戒態勢に移行する。
新華社通信によると、年末年始にかけ、北京市警は「巡回地区を定めて、警察車両により警戒」する体制に入り、北京市の重点地区38個、主要な幹線道路30条などを毎日15時間監視、車両で巡回、天安門広場周辺では24時間の警戒体制が敷かれる。
2007年は、北京市が煙幕性の爆竹を許可してから二年目になるが、許可を得ない爆竹行為は、公安による取締りの対象になる。天安門広場周辺には、水関長城、十三陵、頣和園、恭和府、海洋館などの観光スポットが集中する地区で、公安当局によると「テキヤ」「客引き」無許可経営、張り紙広告などの違法行為を摘発するという。
北京公安当局のこうした「表向き」の発表とは裏腹に、2005年の大晦日には、天安門に生活の苦情を訴えに来た陳情者300人以上が逮捕されたが、毎年のように年末年始の天安門には、中国格差社会の世相を反映して農村部から直訴者が押し寄せ、当局取締りの対象になっている。また天安門は、法輪功弾圧など国内宗教弾圧に苦しむ人々らが「信仰の自由」を訴える中国の中心部として、その取締りの様相が、西側ジャーナリストの注目の的となっている。
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