【大紀元日本11月9日】中国広東省深圳市宝安区で11月7日、当局の違法車両取り締まりの際、現場関係者がトランシーバーでバイクの運転手の頭を目がけて殴ったため、運転手はその衝撃を受けて電柱に突っ込み死亡した。このことで数千人の民衆が石岩交通中隊を包囲し、深夜まで続いた大規模な抗議事件までに発展した。群衆は警察車両に投石し、7台がひっくり返され、1台が燃やされて、多くの警官が負傷した模様。
深圳警察によると、7日に宝安区石岩街道管理組織は管轄区内で違法車両の取り締まりを行った。同日午前9時20分、広東省梅州市の李国超(31)さんはナンバープレートのない違法バイクで乗客1人を乗せて、取り締まる地区を通過した。取り締まり警官が気付いて李さんを止めたという。
警察側が発表した情報によると、バイクを止めて、乗せた客を降ろした李さんは突然エンジンをかけ逃げ出した。李さんは信号に差し掛かった時に急にUターンして元の方向へ逆行した。街頭管理者はバイクを止めようとして道路に出て、手に持っているトランシーバーを李さんの頭に目がけて強く叩き落とした。李さんは衝撃を受けバイクを制御できず、電柱に激突し、救急救命措置を施したが死亡した。
警察側によると、事件発生時検問所には派出所からの民間警察がいなかったという。しかし、死者の家族は今回の取り締まりは石岩交通中隊であると思い、約30人を率い李さんの遺体を運び、交通中隊に集まった。午後2時30分、遺体を交通中隊へ運んでから、敷地内で物品を壊したり、爆竹を鳴らしたりした。午後5時ころ、交通中隊の前にすでに400人が集まり、取り囲んだ民衆は2千人まで達した。のち、抗議者は現場で石を投げたりし、警察の車を燃やしたりして抗議デモは翌日8日午前2時に収束した。
報道によると、車は宝石中路でひっくり返されて、石岩北環路中隊が所在する場所車が燃やした。事件発生後、当局は約100台の警察の車、完全武装の巡回員および警察犬を出動させたという。
情報筋によると、石岩街道の管理者はすでに刑事拘留されたが、ネット利用者たちは、街頭管理者は法律を行使する権利はあるのかと加害者の身分に対して疑いを示した。
抗議する民衆
抗議する遺族
遺体を運ぶ遺族
抗議現場
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